EMP-TW200 モード別画像比較・解析 ----- 2003/12/24

【輝度優先か、色合い優先か・・・】
カタログを見ても、モードを変える事による色合いの変化が解らない。 EPSON自慢の「シネマフィルター」がどの程度効果が有るのか? 等々、解らない事がいっぱいあります。
そこで、モード別の色合いの比較を行ってみました。事のついでに輝度分布をグラフ化してみましたが、こちらは撮影機材や設定に左右されますので、参考程度に見て下さい。

映像ソース:DVDビデオ プログレッシブ出力 (コンポーネンツ接続)
撮影:E-20 (OLYMPUS) ASA=160 絞り=2.0 シャッタースピード=1/15

1.ダイナミック+照明
投影画像 輝度分布
有る程度照明を点けた時のダイナミックモードです。
さすがに黒は浮いてしまい、少女の髪は茶髪になってしまいました。
照明により白飛びも加算されてしまいますので、グラフでは極端に成っていますが、実際の視聴ではそれほど気になりません。
リビング(真っ暗に出来ない部屋)での使い勝手はとても良いと判断されます。
画像上部の数cmが薄暗いのは、スクリーンボックスが天井のダウンライトの影に成っているのが原因です。

2.ダイナミック
投影画像 輝度分布
照明を十分に落とした時のダイナミックモードです。
TW-200の最大の長所である、1200ルーメンを最大限に生かした画像です。色合い的には青・緑が強く成りますが、明るい部屋でも見られるメリットは大きいと思います。
輝度分布のグラフは、黒から白まで最大限に表示されています。黒の収まりは十分ですが、白は完全に飛んでいます。

3.リビング
投影画像 輝度分布
このリビングモードを撮影の基準としましたので、理想的な輝度分布グラフに成っています。
黒浮きも無く、白もサチっていません。
基本的にはダイナミックモードと変わりませんが、白飛びが無い分、落ち着いた色合いに成っています。
赤の鮮やかさはスポイルされてしまいます。

4.シアター
投影画像 輝度分布
これ以降は、EPSONシネマフィルターがONと成ります。
メカニカルフィルターが入りますので、若干の動作音と、待ちが入ります。(数秒)
明るいモードから切り替えた瞬間は暗く感じますが、数分も経つと十分な明るさで有る事が実感出来ます。
発色は見ての通り、温かみのある柔らかい色調に変わります。

5.ナチュラル
投影画像 輝度分布
このモードも基本的にはシアターと変わりませんが、彩度を少しだけ上げてみました。
赤の発色が良くなり、全体的に明るい画面になりました。ソースにもよりますが、シネマフィルターがONのモードでは、少しだけ彩度を上げた方が私好みの画像に成りました。
普及価格帯のプロジェクターとは思えない、素晴らしい発色です。

6.sRGB
投影画像 輝度分布
このモードはパソコンのRGB端子に接続した場合に有効と成るモードですので、色差信号ではシアターモードとの差は出ませんでした。
参考に上げておきます。(^^;

【偏見的評論】
はっきり言って、驚きました。
2年前にプロジェクターを検討した時の、80〜100万円する高級機と比べても遜色の無い発色です。
当然、現行の高級機はさらに高画質に成っていますが、歴然とした性能差は、徐々に狭まりつつあると感じさせられます。
液晶の格子も100インチ以下ではほとんど気にならないレベルです。
しいて要望を上げるとすれば、DVD再生時の絵作りをもう少しシャキッとしてもらいたい。。。
ハイビジョンを見た後は、どうもフォーカスが甘いのではないかと、確認してしまう事が何度か有りました。(フォーカス設定画面の文字や矩形は鮮明ですので、光学系のフォーカス自体は問題無い)
スムージング処理の切り替えや、調整機能が備わればベスト・・・と言うイメージです。

しかし、本体・スクリーン・ケーブル、全て足しても30万円以下でこの画質と大画面が手に入るのですから、良い時代に成ったものです。



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